獣医学生の就活ってどんな感じ?

どうもこんにちは、Rainです。
今回のテーマは【獣医学生の就活】です。

結論から言ってしまうと、獣医学生の就活は
- 個々人の状況によって様々
- 目指す分野や就職先によって対策方法が変わる
獣医学生の就活対策は十人十色
【獣医学生の就活】と一言で言っても、その状況は学生によって様々です。
例としては以下のものがあります。
- 公務員
- 獣医学の勉強の他に、公務員試験に特化した対策が必要
- 臨床獣医師(大動物)
- 人によっては学費免除と引き換えに、入学時点で就職先が決まっている
- 臨床獣医師(小動物)
- 人気な病院は早めに動かないと枠がすべて埋まっていることがある
自分がどの分野で働きたいのか、
募集はいつからなのか(そもそも募集しているか)、
実習の受け入れ年次はいつからか、
就活において、自分が何を優先しているのか(給料、症例数、病院の雰囲気 etc.)

就活をする前にできるだけ多くの情報・自身の価値観を整理しておくことで、スムーズに就活を始めることができます。
大学で開催されるイベントに参加してみるのもアリ
大学によっては、企業側から大学に来てもらい、学生が自由に参加できるイベントが開催されることがあります。
- 今までは興味がなかったけど、説明を聞いていたら意外と面白そうな分野がみつかることも
- 第一希望にはならないかもしれないが、今後のキャリアを考えるきっかけになる
- イベントによっては参加することでお金がもらえる
- 基本的にイベントに参加している企業・病院は人手不足であるため、イベントに学生を集めるためにギフトカードをプレゼントしていた
- お金目当てで行く学生がいるのも事実なので個人的にはなんだかなぁといった感じ…
基本的な就活の流れ(臨床獣医師)
- 実習希望先へのアポイントメント
- メールアドレスやHPの入力フォームがあればそこから連絡を取る
- 病院によっては電話番号のみしか公開していないこともあり、その場合は直接電話でやり取りする
- イベントに参加して実習が決まることもある
- 実際に実習を行う(1~5日くらい)
- 1日だけの実習もあれば、希望すれば5日ほど実習できることもある
- オススメは最低2日、できれば3日ほど実習をして病院の雰囲気を肌で感じるべき
- 獣医師同士、獣医師と看護師とのコミュニケーションは取れているか etc.
- 直感的にダメかもと思ったところは辞めた方が吉
- 院長(+副院長)との面接
- 病院によっては実習中の会話が面接代わりになったりすることが多い
- 企業獣医師や規模の大きな病院になる程、正式な面接があるイメージ
- 1日だけの実習もあれば、希望すれば5日ほど実習できることもある
- 選考・内定
- 募集枠に対して希望者が多い場合は選考の末、内定が決定する
- 人手不足の分野では、基本的に「就職希望=内定」が多かった気がする
獣医師の1年以内離職率は60%!?
就活のときは引く手数多な獣医学生ですが、それは言い換えると、常に人手が不足しているということです。
アニマルジョブのとある記事ではこんなことが書かれています。
獣医師の離職率については具体的なデータはないものの、小動物獣医師についての新卒1年目の離職率が大体50~60%という高い水準であるといった情報も見受けられました。これは新卒3年以内離職率の倍近い高い数値となります。
小動物臨床獣医師に比べ、大動物臨床獣医師は1年目で仕事を退職する人は多くないようですが、大体3年で3割、5年で5割の獣医師が離職すると言われているようです。
私の勝手なイメージですが、、
- 人手不足
- 現場がブラックになりがち
- イベントなどで学生の内定を獲得
- 内定が決まるまでの病院側の対応と、実際に働き始めてからのギャップが大きいことがある
- あまりのギャップに耐えられずに新卒獣医師が辞めていく
- 病院の雰囲気も悪くなる負のスパイラル
- 再び人員不足へ
立地などにもよるとは思いますが、本当に職場の環境(福利厚生や公休制度)などが整備されていれば、ある程度の人は自然と集まってくるものだと思います。
常に求人を出している職場にはそれ相応の問題があり、それを改善・解決しない限り、人手不足が解消されることはないと思います。

メンタルを壊すくらいなら転職を!
獣医師の最大のメリットは、獣医師という資格が【国家資格】であり、獣医師免許を持っている限り仕事に困ることはないということです。
小動物獣医師から大動物獣医師へキャリアチェンジする人もいます。
何十年も獣医師として働いていくと思えば、転職の1回や2回は全然アリです。
ただし、一番は数多くある就職先の中からより良い就職先を見つけ出すことです。
この記事を読んでくれたあなたが良い就職先に出会えることを祈っています。
それでは。