引っ越し業者の選び方

今回の記事では、私が色々なサイト参考にして実践した引っ越し業者の選び方を書き残しておこうと思います。
大学入学以来、人生2度目の引っ越しです。

部屋探しについては以下の記事に書いてます。
個人的には大満足な物件をゲットしました!

- 引っ越し業者の決め方
- 訪問見積もりでの対応方法
引っ越し業者の候補を決めよう
- 引っ越し業者は一括見積もりサイトで探す(※ただし、注意点アリ)
- 何を優先するかを決めておく
引っ越し業者は一括見積もりサイトで探す
距離にもよりますが、引っ越しするとなると多額のお金と時間がかかります。

まずは後者の「時間」の節約方法、それは一括見積もりサイトを利用することです。
必要事項を記入するだけで、多くの業者に簡単に見積をとることができます。
ただし、ここにはいくつか落とし穴があります。
電話番号を記入してしまうと、時間関係なく大量の電話がかかってきます。
私の知人にも電話番号を登録してしまった人がいましたが、すごく大変そうでした。
電話番号は記入せず、メールアドレスだけを記入しましょう。
調べてみると分かりますが、一括見積もりサイトといっても複数のサイトが存在します。
そのなかで是非とも利用して欲しいのが、見積もりする業者を選べるサイトです。

私は「SUUMO引越し見積もり」を利用しました。
引っ越しする地域、移動距離などによって対応してくれる業者を絞ります。
それでもまだ数が多い場合は、業者の口コミなどを調べて自分で絞っていきます。
この「絞る」作業をするときには、値段やサービスなど、優先順位を決めておくと良いと思います。
値段が安くても対応が雑であれば気分は最悪です。
逆に多少値段が高くても、対応が丁寧、大型の荷物も丁寧に梱包してくれる、プチプチなどの付属品をサービスで付けてくれる、などなど‥‥そういったサービスをしてくれる業者もあります。
ちなみに、私は長距離の引っ越しだったので、一括見積もりサイトの候補は5社のみでした。
この5社に加え、口コミが良かった日本通運にも個別に見積もりを依頼しました。
- サカイ引越センター
- アート引越センター
- 人力引越社
- アリさんマークの引越社
- 引越しのプロロ
- 日本通運(※個別に見積もりを依頼)
実際に見積もりをしてもらう
候補をある程度絞ったら、次は実際に見積もりをしてもらいましょう。
見積もり方法も業者によって様々で、訪問見積もり必須の業者もあれば、オンラインで画面越しに見積もりをしてくれる業者、メールに荷物の量だけを書いて見積もりしてくれる業者もあります。
ちなみに、私の候補の業者は以下の通りです。
- 訪問見積もり必須
- ❶ サカイ引越センター
- ❷ アート引越センター
- ❻ 日本通運
- メールのみ
- ❸ 人力引越社
- ???
- ❹ アリさんマークの引越社
- ❺ 引越のプロロ
「???」は最終的に見積もりをしなかった(できなかった)業者です。
- ❹ アリさんマークの引越社
- 私は2月中の引っ越し希望で、年内に見積もりを終わらせたかったのですが、こちらの業者は年明けからしか対応できないということで、見積もりをしてもらうことができませんでした。
- うろ覚えですが、見積もり可能の場合は訪問が必須だったかもしれません。
- ❺ 引越のプロロ
- 一括見積もりをするとメールアドレスだけを登録していたので当然そのメールアドレスに業者からメールが届くのですが‥‥こちらの業者はなぜか宛名が私の名前ではなく、全く別人の名前でメールが届きました(-_-;)
- プログラムの問題なのかは分かりませんが、さすがに不安になり、それ以降はメールのやり取りは一切せず、見積もりもしませんでした。

「人力引越社」はメールのみでしたが、こちらの予算(希望)を記載したところ、それよりも高い値段(15万弱)を提示されました。
なので一先ず保留とし、3社に訪問見積もりをしてもらいました。
1番目:サカイ引越センター
朝1番に見積もりの予約をすると見積もり額から5000円割引があったので、朝の8:00から見積もりをしてもらいました。
営業の方は少し年配の男性で、一言で表すなら「ベテラン」という言葉がピッタリな人でした。
清潔感◎、言葉遣い◎、接客◎、な物腰柔らかな人でした。
あと1kgのお米もらいました。
気になったところがあるとすれば、少し押しが強いところがあったことでしょうか。
今回の引っ越しは費用の一部を両親に負担してもらっていたので、絶対に両親とも相談すると決めていました。
しかし、自分たちが1番手だと分かると
「今ここで決めていただければ、私どもも頑張らせていただきます!」
「今ご両親と連絡を取っていただくことは可能でしょうか?」
といった営業職強めのトークがいくつかありました。
この言葉だけ聞くとイマイチかもしれませんが、本当に営業のプロだなぁと感じる素晴らしい会話術をもつ人でした。

今回は自分の勉強・経験を兼ねての相見積もりだったので、その場で即決する選択肢はありませんでした。
それに引っ越し業者は相見積もりで競う前提の値段を提示していることが多いらしいです。
つまり、余地を残しています。
相見積もりをした上で他とあまり変わらなければ、納得した上でお金を出すこともできます。
※ただし、3~4月は繁忙期になるため、業者も強気の値段を提示、値引きにも対応してもらえないことがほとんどです。
さらに、ここで相見積もりをするうえで重要なポイントがあります!
相見積もりは数字の勝負、競わされる側としては少しでも情報が欲しいはずです。
- 「引っ越し予算はどれくらいでしょうか?」
- 「ちなみに他社さんはどれくらいのお値段でしたか?」
- 「他にどこに見積もりされましたか?」
こんなことを聞かれたら、
- 予算は特に決めていません、一番安い値段を提示してくれたところにしようと考えています。
- 他社さんの値段は言わないようにしています。すみません。
- どこで見積もりしているかは言わないようにしています。すみません。
実際に実践した立場から言うと、正直、本当に申し訳なくなってしまいました。
相見積もりが初めてだったのでビックリしたのですが、希望の日時などを伝えると(本当はここで予算や他の業者の値段などを伝えるのかも)営業の人は現場の人にその場で電話します、客がいる目の前で。
「○○日希望で、相見積もりをされていて、私どもが最初で、予算は伏せられています。」
と目の前で言われます、良心が痛みました、すみません。
こちらも勝負なので許してください。

段ボール多め、補償保険つきで、約18万円を提示されました。
(※16万くらいまで頑張りたいと思います、とコメントいただきました。)
2番目:アート引越センター
訪問見積もりに来たのは、若めのマッチョ男性でした。
お話を聞くと元々は現場の人らしく、なるほどと納得してしまいました。
現場で働いていたというだけあって、見積もりスピードが爆速でした。
サカイさんの時は時間に余裕もあったので私が率先して説明したのですが、アートさんはほとんど見守っているだけでした。
会話の注意点は先程の説明と全く同じです。
このときも現場の人に目の前で電話され良心が痛みました。
情報少なすぎてすみません。
見積もりが終わり、すぐに値段を提示されました。
- 値段:約13万円
- 段ボール:サカイ引越センターよりは少なめ
- 付属:プチプチ、割れ物を包む紙、引っ越し後の段ボール回収
- 注意点:雑巾を客側が数枚用意、洗濯機は排水側も水抜きしておくこと

あ、明らかに安くて条件も良い‥‥!
メールだけで見積もりした「人力引越社」、初手の「サカイ引越センター」よりも、ずば抜けて安くオマケも多い、なんとも驚きの結果でした。
その代わりに「引っ越し依頼の是非については営業所の方に連絡して欲しい」と言われました。
つまり、これ以上は値引きしません、ダメなら他にどうぞ、ということです。
3番目:日本通運
訪問見積もりに来たのはやや年配の男性でした。
営業というよりは、ザ・サラリーマンという感じです。
こちらもスムーズに見積もりが終わりました。

約20万円を提示されました。
事前に調べていたのでそこまで驚きませんでしたが、日本通運さんはややお高めです。
単身パックだとかなりお得らしいのですが、私の場合は大きな本棚や電化製品一式など、荷物が多めだったので利用できませんでした。
「相見積もりをしているのですが、値引き交渉などは対応されてますか?」と質問したところ「していません。」とはっきりと言われました。
日本通運は引っ越し業のみで成り立っている訳ではないので、ここでその気質が出ているなぁと感じました。
最終候補で競ってもらう

相見積もりの結果、値段とサービスのバランスから
- サカイ引越センター
- アート引越センター
以上の2社が最終候補に残りました。
サカイ引越センター | アート引越センター | |
値段 | 約18万円(約16万円?) | 約13万円 |
段ボール | 多め | 普通~やや少なめ? |
付属 | 補償保険 | プチプチ 割れ物を包む紙 布団袋 引っ越し後の段ボール回収 |
注意点 | ー | 雑巾を客側が数枚用意 洗濯機は排水側も水抜きしておくこと |
メリット | 洗濯機の排水側は水抜き不要 | ー |
個人的にはサカイさんの「洗濯機の排水側は水抜き不要」がとても魅力的に感じました。

引っ越し当日の集荷時間は指定してなかったので、最速で朝の8時に業者が来る可能性がありました。(※実際に朝8時に来ました)
寒い地域に住んでいたので寝る前の水抜きや当日の水通しの時間などを考えると、自分で洗濯機の対処をするのは正直レベルが高いと感じました‥‥。
また、排水部分が洗濯機の真下にあり、一人で対処するのに不安があったので、この無料オプションは個人的にとても嬉しく、是非とも続けて欲しいと思いました!
現段階では値段にかなりの差がついてしまっていますが、ここで最終バトルをしてもらいます。
相見積もりの最終ポイント
最終バトルは具体的な条件を提示し、可能な限り最短で済ませるべし!
これは実際にやってみて何となく思ったことなのですが、最終バトルはさくっと済ませるべきです。
安さを求めすぎてダラダラ続けてしまうと「本当にこの人はうちを選んでくれるのか?」と疑心暗鬼にさせてしまうように感じました。
最終バトルにおいては、立場の弱い方に可能な限り具体的な条件を提示し、「この条件を飲み込んでくれたら、あなたのところにお願いしたいと思います」と明確な意思表示をすることが重要です。

私はサカイさんに、以下の条件(赤文字)を追加しました。
- 値段:約13万円
- 段ボール:多め
- 付属:補償保険、プチプチ、割れ物を包む紙、布団袋、引っ越し後の段ボール回収
個人的には、営業レベルが高かったサカイ引越センターにお願いしたいと思っていましたが、第一優先は値段だったので、一か八かの条件提示でした。
結果は「今回は利益度外視と言うことで‥‥」となんとか受け入れてもらえました!
繁忙期に入っていなかったこともあり、仕事がないよりはマシということなのかもしれませんが、今回の相見積もりは考えられる可能性の中で最高の条件で契約することができたと思います。

事前に調べていたところ、どの業者も一部の悪い口コミがありました。
しかし今回のサカイ引越センターは、集荷・配送・段ボール回収までトラブルなく、従業員のレベルも高く、大満足の引っ越しでした!
まとめ
- 引っ越し業者の候補を決める
- 見積もりする業者を指定できる一括見積もりサイトを利用する
- 連絡手段はメールアドレスのみを記入する
- 相見積もりをする
- 予算がいくらかは言わない
- 他社が提示した値段は教えない
- 最終候補で競わせる
- 具体的な条件を提示し、最短で済ませる
