暴落でも絶対に減らない数字

現在(2025年4月8日現在)は暴落の真っただ中。
インデックス投資をしていると、避けて通れないのが相場の暴落です。
XやYoutubeでも暴落が騒がれています。
普段は気にしない人も、つい自分の資産が心配になって評価額をチェックしていませんか?

そんなときには、「評価額」ではなく、「口数」に注目することで見える景色が変わってきます。
口数とは?
オルカンやS&P500といったインデックスファンドは、「何円分買ったか」ではなく、「何口持っているか(=保有量)」が重要になります。
例えば、毎月1万円ずつ積立していたとしても、ファンドの価格によって買える量(口数)は変わります。
- 基準価額が高いとき → 少ししか買えない
- 基準価額が安いとき → たくさん買える
つまり、暴落して基準価額が安くなったときこそ、多くの口数を手に入れるチャンスになります。
具体例でイメージしてみる
例えば、あなたが毎月1万円ずつインデックスファンドに積立していたとします。
月 | 基準価額 | 投資額 | 購入できた口数 |
---|---|---|---|
1月 | 10,000円 | 10,000円 | 1.0口 |
2月 | 5,000円 | 10,000円 | 2.0口 |
3月 | 15,000円 | 10,000円 | 0.67口 |
この3か月で合計3万円を投資して、あなたの保有口数は3.67口です。
ここで、2月の暴落時に購入できた口数に注目してみてください。
基準価額が半分に下がったことで、1月の2倍の量(2口)を購入することができています。
口数が増えると、将来どうなる?
具体例から、以下の式が成り立ちます。
保有している口数 × 基準価額 = あなたの評価額
つまり、先程の具体例で、基準価格が20,000円になったら…
3.67口 × 20,000円 = 73,400円
積み立てた金額(投資額)は3万円ですが、評価額は73,400円になります。

暴落時に「安く」かつ「多く」の口数を仕込んでいたおかげで、価格が回復したときに評価額がぐんと伸びています。
まとめ
多くの投資家(特に投資初心者)は、資産が減ると、どうしても焦って「もうやめようかな…」と不安になりがちです。
しかしここで、「今、口数をコツコツ増やせている」と考えることができれば、資産が減っているときでも感情に流されず、冷静に投資を続けるメンタルが保てるようになります。
口数は、あなたの「未来の利益を生み出すタネ」

暴落時に「資産が減った…」と落ち込むのはやめましょう。
むしろ、
- 「よし、たくさん買えた!」
- 「未来の自分、楽しみにしてろよ!」
そんなふうに思えると、インデックス投資はぐんと楽になります。
オルカンやS&P500などの優良インデックスファンドを継続的に購入し、「お金のなる木」をコツコツ育てていきましょう。