【インデックス投資】少額投資のメリット
入金力が重要だと言われがちなインデックス投資ですが、これって全ての人に当てはまると思いますか?
今回は超々少額から始めた自身の経験も踏まえて、少額投資のメリットについてお伝えできればと思います!
- 少額投資はどんな人にオススメなのか?
- 少額投資をすることにどんな意味があるのか?
- 投資額を増やしてもいいタイミング
少額投資がオススメな人の特徴
① 初めて投資をする人
証券口座もつくったし、さっそくインデックス投資を始めてみようと思ったけれど…
お金に余裕があれば5万円とか入れちゃっていいのかしら?
ちょっと待って!
初めて投資をするなら、まずは自分の「許容度」を知る必要があるよ
まずここで、インデックス投資について復習しましょう。
- 世界経済が今後も発展し続けることを前提にした投資法
- できるだけ早く、たくさん投資するほど利益率が高くなる
- 優良ファンドを数十年、長期保有する
- 代表的なものはオルカンやS&P500
- 世界中または全米の優良企業に分散投資できる
この前提から考えると、最初から全力で投資したい気持ちになるのも当然ですが…
まずは自分がどこまでお金の増減に耐えられるのか、その「許容度」について知る必要があります。
例えば、投資したファンドがひと月で5%増えたとしましょう。
- 1万円投資して、5%増えた
- 10,000円 → 10,500円
- 5万円投資して、5%増えた
- 50,000 → 12,500円
- 10万円投資して、5万円増えた
- 100,000円 → 105,000円
同じ割合でも投資する額が増えるほど利益の額も大きくなるわね
上の例はあくまで前提通りになった場合
だけど実際の市場は「だれも予測できない」と言われてるほど複雑なんだ
つまり長期で考えると前提通りだけど、短期で起こる【下落・暴落】についてもシミュレーションをしておく必要がある
暴落が起きて、いままで積み立ててきた資産が10%下落した場合
- 積立額5万円の投資ファンドが10%下落した
- 50,000円 → 45,000円
- 積立額10万円の投資ファンドが10%下落した
- 100,000円 → 90,000円
- 積立額50万円の投資ファンドが10%下落した
- 500,000円 → 450,000円
実際の数字は積み立てた時それぞれのファンド価格などで変わったりするんだけど、一先ずは投資額が増えればそれだけ資産の増減も大きくなることがわかればOK
【大暴落】と呼ばれるものが来れば最悪40%や50%下落する可能性もあります。
そこで損切りせずに積み立てを続け、信じて持ち続けることができれば、下落からの上昇で大きな利益を得ることができます。
投資を始めたタイミングにもよるけれど、最初から大金を入れて暴落が来たら「聞いてた話と違う!」「こんなのもうやらない!」といったことになりかねない…
そこでオススメなのが「少額投資で資産の変動に慣れる」ことなんだ
投資初心者にとっての準備運動のようなものかしら?
その通り!
例えば、毎月5千円を投資していて資産の増減に慣れてきたら、次は毎月1万円に上げてみる
さらにいけると思ったら2万円3万円と入金力を徐々に上げてみよう
② 生活防衛資金が確保が微妙な人
そういえば、イヌさんは生活防衛資金はもう貯蓄できてる?
ええ一応、生活費の3ヶ月分を貯蓄しているわ
おお、すばらしい!
一人暮らしの人の生活防衛資金は一般的に生活費の3~6ヶ月分といわれているよ
もし余裕があれば、もう1,2ヶ月分くらい貯められると精神的にかなり余裕がもてるかもね
もし生活防衛資金をさらに増やす場合、投資よりも貯蓄を優先した方がいいのかしら?
これは各々の状況によって答えが変わる質問だね
- 生活防衛資金をさらに増やしたい(収入は安定)
- 貯蓄と投資の同時進行がオススメ
- 例:毎月、貯蓄3万 + 投資1万
- 少額投資で投資の感覚を養いつつ、生活防衛資金を手厚くする
- 生活防衛資金をさらに増やしたい(収入は不安定)
- 貯蓄を最優先するのがオススメ
- 一定額の収入が保証されない場合、生活防衛資金は通常よりも手厚く準備しておくべき(6ヶ月~1年 etc.)
- 実家暮らしや社宅などで家賃コストが低い人、第三者のサポートを受けやすい人は同時進行もアリ
- 生活防衛資金はもう十分
- 少額投資からスタートして投資の感覚を覚えよう
- 少額投資に回さなかったお金は、自己投資や入金力を上げるときのストックとして持っておく
投資額を増やすべきタイミングとは
少額投資から始めることが大切なのはわかったわ
でもひたすら少額投資を続けていけても資産は全然増えないし…
入金力を上げてもいいタイミング、なんてものはあるのかしら?
もちろん!
少額投資で変動する資産の額に違和感を感じなくなった
投資をスタートしたばかりの時期は、自分はほとんどなにもしていないのに「少しだけお金が増えている」という状況に違和感を感じることがあります。
- 昔から「働かざる者食うべからず」なんて言葉もあるし…
- 何もしてないのにお金を貰えるなんて、なんだか悪いことをしている気分…
実際には「世界に投資する」という立派な行動の対価として利益の一部を貰っているだけなのですが、完全システム化するとなかなか実感するのが難しいのかもしれません。
入金力を上げるタイミングは、
- お金が増えるのは行動の対価であると理解する
- 変動する額に動揺することが無くなった
この2つを満たせば入金力を上げるタイミングとしてはバッチリだと思います。
例えば投資額を1万円増やしてみて、ドキドキ感やソワソワ感を感じるようであれば、来月からは5千円に下げるなどして臨機応変に対応していきましょう。